釣りを始めるきっかけは「人それぞれ」です。私もたまたま近くに住んでいた叔父によく連れられて一緒に釣りに出かけていたのがきっかけでした。釣りに対して地味なイメージを持たれることは世間的にはまだまだ多いです。大自然のフィールドで「今日はこういう自然のコンディションだけどどうやって釣る?」「魚はどこにいる?」等を自分の頭で考えながら釣るのは、まさに正解を自ら作っていく「男のロマン」であると考えています。

 

目次
釣りとは一体なんだろう?
釣りに対する考え方

 

釣りとは一体なんだろう?


歴史をたどるとかなり昔から漁の一種とした形で行われていました。実際私たちが行う遊漁とは目的が違いますが、それでも大昔から釣りという世界があったのはとても興味深いです。

 

釣りの起源は少なくとも約4万年前の旧石器時代まで遡ることができる。日本でも、石器時代の遺跡から骨角器の釣針が見つかる。

日本では縄文時代に釣り針が出土しており、刺突具と併用して漁業に用いていた。江戸時代ごろから趣味としても行われるようになった。

パリオリンピックでは釣りが競技種目の一つとして採用され、釣果が競われた。
引用元:wikipedia

 

釣りを始められるきっかけとして、よく「親がやっていたから釣りを始めた」「友達に誘われて釣りにハマった」「何となく観ていた釣りTVで興味がわいて始めた」等、様々な背景から釣りの世界へ足を踏み入れるかと思います。

 

そんな他愛のない理由だとしても、魚との出会い、釣り場での釣り師との出会い、最近はインターネット上で釣り仲間を募って出会う事も増えてきたと思います。本当に様々な物語が釣りにはあります。勿論、その他のスポーツ全般にも言えますが、特に自然相手で生き物相手となると正解がない世界です。気がつけば寝ても覚めても浮かぶのはあの海の事だったり、見るだけや聞くだけでは釣りの奥深さや楽しさはわかりません。体験したものだけにしか分からない世界です。

 

釣りは時には「薬物」にもなり中毒化しすぎてプライベートが崩壊するリスクもある。そしてかけがえないのない「宝物」のような大切なものにもなり、大切な「釣り仲間」や忘れられない「価値ある一匹」との出会いもあります。

 

浜ちゃんでお馴染みの「釣りバカ日誌」はそれを忠実に描いていますね。まさにあれが現実です。釣り人目線で観ているからこそ、納得して人気があるドラマだと考えています。

 

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【磯釣り入門】磯釣りってどこでやるの?瀬渡し船とは?

 

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【磯釣り入門】定番のウキフカセ釣りとは?

 

釣りに対する考え方


釣りとは「男のロマン」とよく言われています。

 

何故か?ゴルフ、野球、サッカーなどは人工的なフィールドで「人間」が主な相手となります。他のスポーツと比べて釣りは「自然や生き物」が主な相手です。勿論、釣り大会等では人間相手にもなりますが、それでも最終的には「魚」という生き物が出てくる。

 

釣り以外のスポーツでは、技術をしっかり鍛え続ければ結果は比較的出やすいかもしれない。しかし「釣り」に関してはある程度の正解は作れたとしても、自然や生き物という外部要因の影響で釣果に大きく響いてしまいます。自然が作ったフィールドでは100%の力が発揮しづらく、ボーズ(釣果なし)の日もよくあります。

 

各所に名人と呼ばれてる方でも1匹の魚をGET出来ない時だって勿論あります。それは「潮、海水温、風、自分自身の体調」等の影響により釣果に大きく響いていきます。自然をコントロールもできないし、時には誤って磯に転落し命を落とす事の危険も常に隣り合わせでもあります。

 

そんな事を納得しながら、これから釣りを始められる方はぜひ切磋琢磨して下さい!釣り仲間を見つける事も上達の近道であると考えますので、沢山の方とコミュニケーションを取ってみてください。

 

「釣り糸垂らしてぼーっと待ってるだけでしょ?待つのがしんどいよね」等と皮肉を言われたこともありましたが(笑)、実際は常に頭をフルに働かせながら行う楽しいスポーツです。思考停止せず、常に思考回路を巡らせていく「知能戦のスポーツ」であると個人的には考えています。

 

そしてあまり関心ない方がよく言う「たかが釣りじゃん!」とは、釣り人にとっては「されど釣り」なのです。楽しい釣り人生を送られる方が少しでも増える事を祈ります。