秋はグレ釣りのハイシーズンです。少し肌寒くなりつつも、気候もちょうど良い釣りにはもってこいの季節です。初心者でもアタリが出やすいため「磯釣りを始めるなら秋」とはよく言われます。なぜ磯釣りではグレが人気なのでしょうか?その魅力をご紹介します。

 

目次
アタリの感触が気持ちいい
グレ釣りは戦略性の高いスポーツ
グレは美味しい

 

アタリの感触が気持ちいい

出典元:photo AC

釣りをやられたことがない方にとって魚がかかった時のイメージってどんな感じでしょうか。「魚かパクッとくわえた後に逃げるから糸を引っ張るんじゃない?」その通りです。ただ、実は魚が餌を加えた、つまりアタリが出た後の反応は魚によって非常に異なります。

 

コンッてあたりが出た後に「ゴンゴンゴンゴン」食いまくるえげつない雰囲気の魚もいますし、なんだか単調な魚もいます。その点グレはみんながイメージする釣りそのもの。「コン、ギュイーン!!」って感じで人によっては上品とも表現するアタリの感触を楽しむことができます。グレと引き合う勝負をしているという雰囲気を味わうことができるのです。体長も小さいもので15cmから大きいもので40cm以上にもなり、大物を引いた時のバトル感がたまりません。

 

 

グレ釣りは戦略性の高いスポーツ

出典元:photo AC

グレ釣りは釣りの中でもかなり「戦略性」が必要な釣りです。磯釣りでグレ釣りをする上で必須なのがコマセと呼ばれる撒き餌です。コマセの出来で釣果が決まるとも言われるほどですので、釣り竿を海に垂らすだけではグレは釣れません。

 

▼過去の参考記事です。

【初心者必読】磯釣りの人気者であるグレとはどんな魚なの?

コマセは自分が狙ったポイントでグレを餌に食いつかせるために使われます。単に釣り針を垂らしていても罠だとわかっているので食われませんが、コマセがたくさん降ってくればグレは喜んで食べますし、その中に釣り針が混ざっていても気づかず咥えてしまうというわけです。

 

このコマセを狙ったポイントに撒くためには、風の向きや潮の流れを見極める必要があります。そして柄杓を使って上手に撒く技術も必要になります。グレ釣りは戦略性の高いスポーツのような釣りなのです。実際磯釣りの大会が開催される際はだいたいグレが競争の対象の魚になっています。

 

▼過去の参考記事です。

【入門編】磯釣りのコマセを入れるバッカンの選び方

 

 

グレは美味しい

出典元:photo AC(※画像はイメージです)

グレは魚屋やスーパーではあまり目にすることがない魚種ですが、釣りで狙う魚の中では最も美味しい部類に入るといってよいでしょう。脂が乗った白身は刺身よし、焼いてよし、煮てよし、焼いてよしと、まさに万能魚です。釣って帰ればその日の食卓は高級旅館の夕食のような豪華なものになるでしょう。

 

▼過去の参考記事です。

磯釣りでゲットしたグレを美味しくいただく!オススメの料理は?