磯釣りに欠かせないのがコマセ、そしてコマセを入れるバッカンというわけで、今回は初心者の人がコマセ用抜管を選ぶコツをご紹介します。磯釣りにおける最も重要なアイテムの入れ物になるのであまりケチらず購入したいところです。
コマセが重いので強度は大事
まず1回の磯釣りで使用する可能性があるコマセは総重量12kgほどに及ぶこともあり、かなり重いです。重いと何が起こるか考えてみましょう。
まず強度が弱い安物を買うとすぐ壊れる!いきなり穴が開くとは言いませんが、ふたやチャックが閉まらなくなったりする可能性があります。特に安いバッカンは折りたたみ式のものが多く、すぐ型崩れします。
型崩れすると折り目のところにコマセがたまりやすくなったり、そもそも柔らかい素材なので洗いづらかったり汚れが付着しやすいです。つまり、壊れやすいだけじゃなく使いづらかったり不衛生になる可能性が高いのです。「さあ磯釣りに行こう!」と物置からバッカンを出したら嫌な匂いがプ~ン…ではテンションも落ちてしまいます。
そして、重いと持つのに腕が疲れる、更にいうと持ち手によって手が痛くなります。ですので、持ち手が細いバッカンはコマセをたくさん積めると持つのが大変です。手にひらに持ち手が食い込みます。安定感も欠きますのである程度太さがあってスポンジやゴムなど保護剤が持ち手にあるバッカンを選んだ方が良いでしょう。
丸洗いしやすいものを選ぶ
前段でも少し触れましたが、バッカンには生臭いコマセを入れるため使用後はとにかく綺麗に洗う必要があります。丸洗いをするのでしっかりした素材のものでないと洗うのが大変です。また、バッカンに取り外すのが面倒な付属品がたくさん付いているタイプもお勧めしません。これも丸洗いがしにくい原因になります。
バッカンに何をくっつけるか考える
さて、付属品はあまりない方がいいと言いましたが、自分で簡単に取り外せるような外付けのアイテムを磯釣りの時に取り付けるのはむしろ必須です。例えばシャク立て。コマセを撒くための柄杓を立てる入れ物です。また釣り針に刺すサシエを入れるエサ箱も抜管に取り付ける定番アイテムです。
要はバッカンはあなたの磯釣りにおける基地のようなものです。この基地からあまり離れず、やたらと動き回らず柄杓を使ってコマセを撒いたりサシエをつけたりする必要があるので、作業がしやすいフォーメーションが大切になってきます。
バッカンはケチらずいいものを
磯釣りはコマセの出来で決まると言われるくらいですからそれを入れる抜管も大変重要です。特に磯釣りは不安定な場所で行う釣りなので、安定感がなかったりツルツル滑るようなバッカンだと何かの拍子ですぐ流されてしまいます。安物買いの銭失いにならないように気をつけましょう。