猿の惑星 (幸島編) 前編



仕事が一段落したので、船長に電話を入れてみた

「鳥島はほとんど乗ってるから 幸島なら空いてるけど?」

「じゃ~幸島でいいです」

船長

「何時頃になります?」

「今市内やから11時位かな?」

船長

「了解です!」

電話を切り今度はエサ屋に  「生を1本お願いします!」と電話を入れる

店に寄りエサを受けとると幸島向けて猛ダッシュ!

予定通りに到着するといつものベンチで船長が待ってた
早々に荷物を積み込み船は幸島に向け走り出した。
ここには、昔から、クラブの大会等でよく利用させてもらっている、なので、わりとホームグランドみたいで、仕事の合間を見て好きな時間にお邪魔させてもらっている

この幸島は猿で有名な島で観光客も結構多くまた猿も人慣れしている
しかしながら、観光ではない我々はおサルさんは願い下げである、
何故なら、いつもは、山の頂上にいるんだが、船が着くとエサを求め降りてくる
そして、目を離すと、バックや弁当を小脇に抱え山に消えていく
しかも、クーラーやバックをしっかりロープで括っていてもバックのファスナーが少しでも空いてるものなら人差し指を入れ上手いことファスナーを開けてしまう、(困ったものだ)
昔 そんな猿を殴り殺した釣り人がいて当時、新聞の1面を賑わした、
何と心無い釣り人もいるものだと、同じ釣り師として情けなかった

そんな、苦い思い出ではあるが魚影はさすがに濃い
そうこうしてるともう幸島に到着,,,,,,,,,,,,,,,,

「今日は1人やから猿が来ん所 北の鼻のハナレに乗る?絶対 猿は来んけど?」

初めて乗る瀬ではあるが猿さえ来なければ良しとし

「了解!いいよ!そこで」

と瀬上がりする、

小さな瀬ではあるが幸島とはわりと離れていて ここなら猿は大丈夫やなと思いながら
撒き餌作りを始める、後ろをチラッと見ると幸島猿軍団が勢揃いして俺を凝視してる

「ヤバぃ!」

ボスと目があった(コイツ睨んでやがる!) 結構離れてるから心配はないとコマセ作りに専念した、
ようやく撒き餌も出来 瀬際にコマセを打ち始めた
コマセの合間合間に仕掛けを作り準備は整った

後ろを振り返ると相も変わらず、猿軍団はこっちばかり気にしてる
腹減ってるだろうな~と思い、割と遠投出来るように固めの撒き餌を
猿軍団のいる岩 目掛けてコマセを投げた、コントロール良くその岩にコマセがベチャとへばり付いた
すると、一目散に付いたコマセを手に取り食ってる 軍団員は多数いるんで何度も投げる

これが、この後予想だにしなかった出来事に見舞われるとは知る由もなかった。

もう、いいだろうと1投目を うん!潮はゆっくり上っている、
これなら、何とかクロの顔が拝めるだろう,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

エサ取り姿もあまり見えず静寂な時間が過ぎてゆく
再び気合を入れなおし、ひたすら撒き餌をする
その時、予想を超えた事件が起きた!

次回につづく….