離島へいざ!尾長グレ編(第1話)

少し慣れてくると 欲も出てくるもので 近場で満足出来なくなった

まだまだの 未熟者釣行記である。

 

あれは30代半ばぐらいになるかな?
市が発注する小学校の新築工事の現場で大工さんと仲良くなり
よく、ホームグランドでもある、油津にみんなで出かけた、
何回か通っている内にもうハマってしまっていた。

 

その大工の1人河野君
通称カズ (年齢22歳独身)

 

どこで仕入れて来たんか、1冊の釣り雑誌を広げて

「ここに今度行きましょうや!」

と目を輝かせてみんなにアピールする。

 

「どら~ぁ!」

 

と覗いた
その本には鹿児島県の離島黒島の尾長釣りと書いてあった。
写真には見るからに60cmは超えてる尾長がイグロクーラーに満タン状態で写っていた。

 

「おお~スゲー!」

 

とみんな食い入るように見ている

その姿….まるで子供がクワガタムシを見ているまさに、それ…..

そんな事で昼休みになると、毎日のように尾長の話で盛り上がっていた。

以外にも機会はすぐにやってきた

 

昔からの釣り仲間等3人が鹿児島の離島黒島へ行く計画してると連絡をくれた
その日は早速に仕事を切り上げ仲間の1人ヒロシの家に向かう事にした
ちょつと早かったのか、まだ仕事から帰っていなかった

しばらくテレビを見ながら奥さんが入れてくれたコーヒーを味わってると

 

「ただいまあ~」

 

玄関口で声がする

 

「帰ってきたな」

 

「先輩スイマセン!遅くなりました!」

 

といつもの笑顔を見せた

 

「おお~お疲れさん!すまんな~無理ゆ~て」

 

「いいえ!いいえ!多い方が楽しいですし先輩となら願ったり叶ったりですよ!」

 

と本音ともとれぬ返事が返ってきた

 

「ホンマかい!?」

 

さっそく、行くに当たっての打合せを始めることにした。
まず、準備するものを箇条書きにメモってゆく一通り書き出しは終わり
とりあえずヒロシに船長への確認の電話をしてもらう
船長の話では今回の釣行は予定通りでほぼ大丈夫だろうと言う事で
2人の顔が笑顔になった。

 

いよいよ明日出撃となった前夜、最終チェツクの為に全員集まった。
打合せは尽きる事のなく深夜まで続き 解散となった頃には もう新聞配達の人達の姿が…

 

わずかな睡眠ではあったが 疲れも何の違和感もなく出発の時間がやってきた、
総勢6人と言う事で車は2台 6人となると荷物がハンパないと大工のカズに2トントラックを頼みもう一台はワゴン車で人間だけ運ぶようにした。

 

宮崎をAM6:30に出発となり目的地鹿児島 枕崎港を目指し車は走り出した。
みんなの顔を見るとにやけ おそらく頭の中にはもう60オーバーのオナガとの格闘シーンが繰り広げられてるんだろう~

 

続く…